日野神明キリスト教会

あなたがたは、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って。あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。 (ペテロ一 1:21

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

 

 

 テレビのコマーシャルで気になるものを見ました。母子の会話で母親が「風ってわかる」と子に聞くと、「木の葉が揺れているとき風が吹いているのがわかる。こうして走っていると頬をなでる優しい風を感じる」と言う会話が、なぜか私の心にしみました。そしてイエスのニコデモへの言葉を思い出しました。イエスが「だれでも新しく生まれなければ、神の国を見ることはできない」と言われ、ニコデモは「人は年をとってから生まれることが、どうしてできるのですか」と問い直すのに、イエスは「だれでも、水と霊とから生まれなければ、神の国にはいることはできない」と言われ、「風は思いのままに吹く」と語りだされた出来事を(ヨハネ3:1-8)思い起させていただきました。私たちは信仰に生きていることをしっかりと心に留めさせいただくのでした。       イエス復活後、弟子たちがいただいた大いなる力は、今日の私たちもしっかりと聞き取らせていただきますが、ペテロが私たちに語る言葉に、私は聞き耳を立てさせていただいています。死人のよみがえりは、常識的な出来事ではありませんが、神さまは確実に、私たちの罪の贖いのために十字架に死なれたイエスを、死から復活させられました。ペテロは「あなた方は、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って、あなた方の信仰と希望とは神にかかっているのです」(ペテロ一1:21)というのです。
彼はイエスの裁きの庭で、大声で明確にイエスを知らないと否定しました。またイエスがご自身のよみがえりについて語られてきた言葉を、聞き流してきた人物の一人でもあります。そのイエスが復活されて、目の前に立たれたお姿を見て、どれほど驚愕したであろうかと想像をしています。そして彼は、しっかりと復活信仰に立つものとされたのを知ることでした。「神の豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からイエス・キリストの復活によって、生き生きとして希望が与えられた」(ペテロ一1:3)と言う彼は、もはや恐るべきいかなるものも彼にはありませんでした。大胆にキリストにあって生きることでした。私はペテロの弱さを忘れることができません。パウロは「弱さを誇ろう」(コリント二12:9)と言いましたが、ペテロはひたすら復活のイエスに希望をみていました。私もまたそこに私の生きる力を見いださせていただいています。私たちの信仰と希望は、キリストを復活させ、栄光を与えられる神に対するものであって、そこにはしっかり神を見つめる私がそこにいるのです。

 



2018/4/15