日野神明キリスト教会

 
信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ、あなたがたを愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてくださるように。                (エフェソ
3:17

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

 執り成しの祈りの大きさをいつも私は心に留めさせていただいています。パウロの祈りの最大のものは、同胞の救いを願う祈りだと思っています。「わたし自身、兄弟たち、つまり肉による同胞のためならば、キリストから離され、神から見捨てられた者となってもよいとさえ思っています。」(ロマ9:3)と祈りました。私はパウロの、それを越えて異邦人伝道に使命を感じている彼の思いを、このエフェソへの手紙で知らされるのです。
 私たちは何を祈っているのでしょうか。イエスが教えてくださった「主の祈り」を通して、祈りについて学ばせていただきながら、私は、私たちが祈ることは、この地に神さまの栄光が満ちあふれますようにとの祈りをおいて、ほかに祈るべきことはないと学ばせていただいています。そのために私たちが霊肉共に健康で過ごすことができますように祈ります。時々自分の祈りは聞いてもらえる祈りだろうか。自分の願いごとばかり並べて、と思うことしばしばです。けれどもイエスが「私たちの日ごとの食物を、今日もお与えください」との最初の言葉として教えてくださったことに注目をさせられたのでした。
 私たちの肉体の健康、霊性の健康が豊かに守られることなくして、神さまのご栄光を現すことなど出来ようはずもありません。イエスは私たちに、まずどれほど神さまに愛され、慈しまれているかを知れ、といわれるのです。イエスご自身が十字架につかれ、私たちの罪を贖ってくださるほどに愛してくださっているこの私は何者か。しっかりと私たちは心得なければなりません。そうするとき私たちが本当にしなければならないことを理解するようになります。そして主イエス様の御心を行うのです。
 パウロは「信仰によってあなた方の心の内にキリストを住まわせ」というのです。「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」(ガラテヤ2:20)とパウロは言いました。福音宣教は私たちへの至上命令です。しかしそれは、キリストに生かされている者に託された働きであって、私はいつも自己吟味されなければならない、日々を過ごすことだと思っています。パウロは祈るのです。「あなた方を愛に根ざし、愛にしっかり立つ者としてくださるように。」と。



2017/6/25