日野神明キリスト教会

「神の賜物は、わたしたちの主イエス・キリストによる永遠のいのちです。」



    (ロ-マ6:23

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

私はこのローマの信徒への手紙を通して、しっかりと聞かせていただかねばならないことは、自分が何者であるかを、神に対して罪人である私を、しっかりと確認させていただくことだと理解しています。パウロはそのことを前提に「福音」を語ります。それを踏まえた上で主イエスが何を私のためにしてくださったか。何を私たちは主イエスから喜びを、うれしい知らせを聞かせていただいたか、それをしっかり語らせていただこうとみ言葉を聞かせていただくのです。
 私はこの暑さが続く8月に、それを越えた神の愛の熱さにしっかりと覆いつくされた日々を、過ごしたいと願っています。ヨハネは「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛にとどまる人は、神のうちにとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。」(ヨハネ一4:16)と語ります。「神は愛です。」私たちの心からの信仰の告白です。私はしっかりとそこに生きさせていただきたいと願いながら、今ヨブの苦悩に思いを寄せさせさせられる日々があります。あまりにも頻繁に襲ってくる災害の中で、神さま、どこにおいでですかと問いたくなる。ダビデはこう祈りました。「いつまで、主よ/わたしを忘れておられるのか。いつまで、御顔をわたしから隠しておられるのか。いつまで、わたしの魂は思い煩い/日々の嘆きが心を去らないのか。いつまで、敵はわたしに向かって誇るのか。」(詩編13:2-3)と。
 私たちは、その試練をしっかり受け止めて、人間は様々知恵を限りの手を尽くしていますが、少しもそれらは有効に働きません。何がそれを阻害しているか、私たちは知っているのではありませんか。今日の世界の動向はそのことをはっきりと私たちに見せつけてます。イエスが「わたしがあなた方を愛したように、あなたがたも互いに愛しなさい」(ヨハネ13:34)と告げられた言葉が生きていないということです。
 罪に死に、キリストに生きる、パウロが言葉を尽くして私たちに迫る言葉です。しっかり世界に発信しなければならない言葉です。すべてのクリスチャンが、この言葉を発しなければ世界は滅びます。この小さな私の一言で世界が動くはずもなかろう、と言ってはならないのです。「蟻の穴から堤の崩れ」とのことわざがあります。必ず世界はここから崩れ去るのです。
 しかし神さまは、それを阻止してくださるために、イエス・キリストを送られたのです。どこまで私たちはそれを受け止めることが出来ているか。「このように、あなたがたも自分は罪に対して死んでいるが、キリスト・イエスに結ばれて、神に対して生きているのだと考えなさい」(ロマ6:11)とパウロは告げてます。そのとき、私たちは「罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物はわたしたちの主イエス・キリストによる永遠のいのちです」と喜びを言葉として口にするのです。

2018/8/5