日野神明キリスト教会

これはあなたが子や孫と共に、あなたの生きながらえる間、つねにあなたの神、主を恐れて、わたしが命じるもろもろの定めと、命令を守らせるため、またあなたが長く命を保つことのできるためである。    (申命記5:2

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

 

 

 私たちが豊かな人生を送るための秘訣は一つだけです。`私たちは「豊かな人生の条件は/聖書の中に、歴史の始まる以前から/啓示されています。まことの神を敬い/罪を悔い改め/まごころつくしてキリストに/従うことです」(友よ歌おう 24)と歌います。モーセは、神から与えられた、「イスラエルよ、聞いて、それを守り行え。そうすれば、あなたは幸いを得、あなたの先祖の神、主があなたに言われたように、乳と蜜の流れる国で、あなたの数は大いに増すであろう」(申命記6:3)との言葉を、私たちはしっかりと聞かせていただくのです。そこに私はすべてが述べられていると思っています。それはいかに私たちがみ言葉に忠実であるか、ということです。豊かな人生の条件はここにあるのです。
 イエスは「よくよくあなた方に言っておく。子は父のなさることを見てする以外に、自分からは何事もすることができない。父のなさることであればすべて、子もそのとおりにするのである。なぜなら、父は子を愛して、みずからなさることは、すべて子にお示しになるからである」(ヨハネ5:19-20)と言われました。実に私たちは自分の成長の歩みを思い起こすとき、親の歩みをなぞっている自分を見させられたことが、何度もあったことを思い出されたことはありませんか。それが子の歩みですし、そのようにして私たちは成長してきたのです。
 私は神さまがモーセを通してイスラエルの民に命じられた申命記の言葉は、豊かな人生の条件です。神さまは私たちを創造されたとき、その慈しみ、愛は最上のものでした。一つ一つの創造のわざを終えられた神は、「それを見て、良しとされた」(創世記1:10,12,18,21,25,31)とあります。私たちは、その神さまの喜びの中に生きるときに、私たちは最高の幸せを抱かせていただくのです。最近、あまり良い意味では使われず、私は残念だと思っている言葉に「忖度」というのがあります。私たちの人生の中では心得ていなければならないものだと思っています。神さまがどのような思いで、イスラエルの民に命じるようにと、モーセに申命記を通して聞かせていただく言葉を言われたのだろうか。私は、私たちが神さまがどのような思いでこのように命じられたかを忖度させていただくなら、私たちは最高に幸せだと言わせていただかねばなりません。
 しっかりみ言葉に生きるとき、恐れる何ものもありません。すべてを神さまが整えてくださいますから。ヨブが「神さまから幸いをいただいたのだから、不幸もいただこうではないか」(ヨブ2:10)と言った言葉を、私たちも口にできるのです。

 



2018/4/29