立川バプテスト教会日野神明伝道所
私たちは前進するために、歩んできた道をしっかり踏みしめて行きます。この一年私たちは、様々な出来事をとおして、神さまのご栄光を拝させていただいてきました。良きことについても、心にそぐわなかったことについても、私たちはその一切を喜んで受け止めて、主に感謝をさせていただきます。
パウロは「兄弟たちよ、わたしはすでに捕らえたとは思っていない。ただこの一事を努めている」(フィリピ3:13) とフィリピの人たちに書きました。パウロがどのような人物であるか、当時の人とたちはもちろんのこと、私たちも承知しています。その彼が、まだ、し残したことがあると言うのです。神さまの計り知れないあわれみの中に生きてきた、祝福の人である彼が、このように言って、何を私たちに伝えたいと願っているのでしょうか。
キリストに出会うまでの罪に満ちた日々を、キリストに救われてから、キリストのために負ってきた様々な苦労を考えても、彼の人生は喜びと感謝に満ちあふれたものでした。彼はその日々を「わたしがすでにそれを得たとか、すでに完全な者となっているとか言うのではなく、ただ捕らえようとして追い求めているのである。」(フィリピ3:12) と言うのです。神への感謝を述べながらまだまだ、しっかり捕らえなければならないものがあるのです。
歩んできたこの一年の様々な出来事を、しっかり踏まえて先を見つめて私たちは歩んで行くのです。すべてを感謝して受け止めて、さらに私たちは先を見つめさせていただく時、そこに出てくる「一事」が大事になりませんか。それは何ですか。
2017/12/31