日野神明キリスト教会

神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です。       (ヨハネ一 5:4

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

 私たちキリスト者の信仰は、悪魔に勝利して、永遠のいのちにあずかることです。ジョン・バンヤンは「天路歴程」という本を書きました。それはクリスチャン旅行記です。重荷を負ったグリスチャンという男が一巻の書物を読み.彼の住んでいる町が、神の手で裁かれることを知りました。彼はこの〈破滅の都市〉から逃れようと旅に出ます。〈落胆の沼〉や〈虚栄の市〉における誘惑に打ち勝ち、さらに悪魔アポリオンに悪戦苦闘の末に勝って,最終的に〈天上の都市〉に到着する物語です。
 そこには私たちが信仰生活で遭遇する、様々な誘惑、試練が語られていますが、クリスシャンは、それらとしっかり向きあってみ言葉に支えられ、主と共に歩むことを通して、天の御国へ到達するのです。これは寓話だと片付けてはいけません。私たちの経験で、そこで示唆される言葉を真剣に受け止めて生きるなら、私たちも必ず天の御国に達することが出来るのです。
 私たちは「神から生まれた」者です。キリスト・イエスの十字架によって贖いとられ、復活の主と共に生きるひとり一人です。何事があろうとも主イエスが共におられることを私たちは確信して、信仰の道を歩みます。
 神はモーセに幕屋建設を命じられました(出エジプト25:8以下)。幕屋は、神がイスラエルの民といつも共におられるしるしでした。イスラエルの民は、神からいただいた掟の箱を、神ご臨在のしるしとして旅の間、大切に捧げてきました。その掟の箱を安置するための幕屋の建設を命じられ、その中には聖所と至聖所を隔てる垂れ幕が掛けられました。「その垂れ幕の奥に掟の箱を置く。この垂れ幕はあなたたちに対して聖所と至聖所とを分けるものとなる。至聖所の掟の箱の上に贖いの座を置く」(出エジプト26:33)と言われました。その垂れ幕は主イエスが十字架の上で死なれたとき、真っ二つに裂け落ちました。今や私たちは、贖い主なる主イエスの十字架によって父なる神との中垣を取り除かれ、私たちは直接に神とふれあえる者とされました。死に勝ち、世に勝ち、勝利を収められたお方が私たちの主です。このお方に贖いとられた私たちは、しっかり確信を持って生きるのです。これが私たちの信仰です。



2017/10/01