日野神明キリスト教会

 そこで、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」        
                                 (マタイ
9:37-38

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

 イエスの使命は、「ガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされ」(マタイ4:23) ることでした。イエスは荒野での四十日間の試練を受けられたの後、しっかりとご自分に与えられた使命を自覚されて、その働きを始められたのでした。そのイエスの教えと働きの結びとして、イエスは弟子たちに「収穫は多いが、働き人が少ない」といわれ、「十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けに」なりました。
 イエスの御国の福音は、一人では伝えきれるものではありません。イエスは天に上げられるとき弟子たちに言われました。「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」(マルコ16:15)と。これはクリスチャンすべてに託されたものです。私たちは主のご委託に、しっかり応えて日々を過ごしていかなければなりません。
 神学校週間を迎えて、この大切なことを私たちは祈りの課題として、しっかり心得なければなりません。日本バプテスト連盟は「全日本に、キリストの光を!」を祈りの課題としてきました。その祈りによって全国に323の教会・伝道所があります。その中で専任牧師が不在の教会・伝道所が32あります。そのために私たちは祈らなければなりません。日本バプテスト連盟の伝道者養成機関は西南学院大学神学部、東京バプテスト神学校、九州バプテスト神学校です。そこで伝道者として立つために学んでおられる神学生は、西南学院大学神学部に21人、東京バプテスト神学校に9人、九州バプテスト神学校に7人おられます。私たちは彼らが主の祝福を受けて、伝道者として立てられてご用ができるようにと祈り、支えて行かねばなりません。
 イエスは「群衆が飼い主のいない羊のように弱りはで、打ちひしがれているのを見て、深くあわれまれた」のでした。私たちの今日の時代は、まさしく、その「飼い主のいない羊のような」状態にあることを覚えずにはおれないのです。そこで求められるのはよい羊飼いです。イエスは「よい羊飼いは羊のためにいのちを捨てる」(ヨハネ10:11)といわれました。その羊飼いが育てられますように祈ってささげて、支えて行きましょう。



2017/7/2