日野神明キリスト教会

 イエスが復活されて50日目のこと、弟子たちは、イエスの約束を信じて、助け主が来られることを、心を合わせて祈っていました。そこに神は約束通りに助け主を送ってくださいました。そのときの光景はこうです。「突然、天からものすごい音がしました。 まるで、激しい風が吹きつけるような音です。 それが、家全体にごうごうと響き渡ったのです。そして、めらめら燃える炎の舌のようなものが現われ、みんなの頭上にとどまりました。」(使徒2:2-3)
 ものすごい音に驚いて集まった大勢の人たちに、弟子たちは外に出て、救い主イエスの出来事を、様々な国の言葉で語り始めました。人々は驚き、とまどいました。そこでペテロは、弟子たちが語っている事情を説明し、「あなた方が十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシヤとなさったのです」
(使徒2:14-36)と説教をしました。ペテロの説教を聞いた人たちは「強く心を刺されて」ペテロたちに「わたしたちはどうしたらよいのですか」と言いました。ペテロは答えました。「一人一人が、罪の生活から足を洗って神様に立ち返りなさい。 そして、罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、聖霊様という贈り物をいただけます。それは、キリスト様が約束してくださったのです。あなたがたは言うまでもなく、あなたがたの子孫、また遠くにいても、私たちの神である主が、ちゃんとお招きになったすべての人にも、与えられるのです。」(使徒2:38-40)と。
 
ペテロと弟子たちは、自分たちがイエス・キリストを通して救われた喜びを、ただただ語りました。それは説教者としてではなく、教師としてではなく、イエス・キリストの証人として語りました。「わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」(使徒4:20)と言いました。
 スポルジョンは、救いを求めて様々な集会に出席しましたが、そこで道は教えられませんでした。ある夜、無学な一職工が「我を仰ぎ望め、さらば救われん」
(イザヤ45:22)とのみ言葉で、単純にイエス・キリストを説くのを聞いて、彼はその場で、救いを見いだしたと言います。私たちにとって何より大切なことは「イエス・キリストとその十字架」(一コロント2:2)をしっかりと証しすること。それだけです。そこで神さまが働いてくださいます。



2017/6/4

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立川バプテスト教会日野神明伝道所

人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロやほかの使徒たちに、「兄弟たちよ、わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。                                             (口語訳・使徒行伝2:37)