日野神明バプテスト教会

神様は天地創造の初めから、しっかりとご自身を知らされてきました。しかしそれでも今日の多くの人たちは、「神はいない」と公言してはばかりません。それは間違いです。この世界の様々な出来事、光景を見て、神様を感じさせないものは一つとしてありません。ただ私たちが、それを受け入れようとしないからです。
　ムーディ聖書学院が制作したム－ディーの科学映画というのがあります。自然現象の中に、人間の想像を超えた神の知恵が現われていることを教えて、神を信じるよう人を導く伝道映画です。今ではＤＶＤでも見ることが出来ますが、数十年前、私はその一つ「自然の神秘」というシリーズを見たときの衝撃は、今でもはっきりと記憶しています。今日ではコマーシャルで、きれいな花が、蕾から開花する高速撮影の画面を当たり前のように見ていますが、当時は、その神秘的な光景が映し出される映画の画像はほんとうに衝撃でした。
　聖書が「神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。」(ﾍﾌﾞﾙ1:1-2)と語るように、私たちはイエス・キリストを通してそのお方を確認させていただくのですが、それだけではありまぜん。神様はその被造物の一つ一つを通してさらに「私を誰というか」と問いかけておいでです。今日の科学の進歩には目を見張るばかりです。私は、これは神様が人間に与えられた最高の賜物だと思っています。それをどのように用いるかは、最初の人アダムとエバの事例を通して私たちは学んできたことです。その失敗を繰り返してはならないのでしょう。　
　神様が私たちを創造されたのです。でありながら私たちは、天地宇宙の起源を探ることに夢中です。「初めに神が天と地を創造された」のです。私たちは創造の出来事の一つ一つを確認させていただきます。感謝して主をほめたたえることこそが、私たちの姿ではありませんか。

2017/2/5