旧約の詩人は「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。」(詩篇119:105)と言いました。このみ言葉は、私の座右の聖句の一つです。私たちがクリスチャンとして、喜びを持って生きる力は、み言葉にあります。あなたはどのように、日毎のみ言葉を受け取っておられますか。

 私は日毎に導かれたみ言葉を、しっかりと導きの言葉として受け止めさせていただくことを旨としていますが、時として自分の思いに合わせて理解しようとすることがないわけではありません。よく言われるように、自分の耳にいたいものは、これを退けようとする行動の表れで、これは厳に戒めるべきことです。
 スコットランドの大学教師であったマイケル・ファラディは、日曜日になると牧師のいない小さな教会で、説教をしていました。彼の説教というのは、自分の解釈を語らないで聖句だけを用いて、語り続けるものでした。豊かな慰めを人々はいただいたと聞きます。イエスは「人がパンだけで生きるのではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」(マタイ4:4)と言われました。イエスが荒野で悪魔に試みられたとき、み言葉でその誘惑を退けられた(マタイ4:1-11)事例は、私たちにほんとうに大切なものを教えてくれます。
 私は聖書のみ言葉をしっかりと、暗記することの大事さを教わってきました。聖書を読むためにはいろいろな方法があります。基本的な読み方は、それぞれの書を、また全体をまとまった書として読み通すことでしょう。しかしまた私たちは、時機にかなって、出来事に示唆を与えてくれるみ言葉に接するとき、勇気と力を与えられることも事実です。時機にかなったみ言葉をいっぱい記憶して蓄えることを心がけ見て下さい。 

 私は「日ごとに〜一年を通して聖書を読むための聖句集」(発行・聖書同盟)や、「日々の聖句〜ローズンゲン」(発行・ベテスダ奉仕女母の家出版部)のような、聖書のみ言葉だけでメッセージを聞く日課も一つの手立てかも知れないと思っています。聖句のどの一つも、私たちに多くの指針を与えてくれます。大事な聖句はしっかりと暗記しておくことを忘れてはならないでしょう。

2017/1/22

 

日野神明キリスト教会
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立川バプテスト教会日野神明伝道所

私はおことばを深く味わい、心にたくわえました。 それによって罪から引き離されるためです。       (詩篇119:11 リビングバイブル訳)